鎬を削る。。しのぎの器

しのぎの器・・・

写真のカップは大好きだった 作家さんのもの。

たくさんの作家さんがしのぎの器を作られていますが

それぞれに入り方が違い、もちろん土も違うので

同じしのぎでも全然表情の違うものばかり。

日和でも、たくさんのしのぎのうつわをご紹介していますよ。

ちなみにしのぎとは・・・

ヘラなどで土を削ってできる文様のこと。

しのぎ<鎬>の由来は日本刀からきています。

日本刀同士が勢いよくぶつかると鎬が削れるため

(鎬=刀の真ん中の少し高くなってまっすぐ入っているラインの事)、

激しく戦う様子を「鎬を削る」というようです。(余談でした)

つまりはへらなどで削ってできる谷と谷の間の山になった部分をしのぎ・・・

というそうです。

私は長い間 へらで削った、いわゆる谷の部分がしのぎ・・だと思っていました。

以前 京都の作家さんの工房へ伺った時に

作家さんの作品をまねてしのぎを削らせていただいたことがありますが

見るとやるでは大違い。

簡単に、なんて思ってませんでしたが

集中しすぎて?息が出来なくなってしまいました。

私にはやっぱり、大好きなしのぎのカップでコーヒーをすすっている方がお似合いだと

あきらめました!!

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